2013年08月21日

バレエ末席物語〜ディアナ・ヴィシニョーワ―華麗なる世界・Aプロ〜

≪ディアナ・ヴィシニョーワ―華麗なる世界≫Aプロ

久々の生公演は、猛暑の五反田。以前、山手線を乗り間違えて、上野(文化会館)方面へ乗ってしまい、大慌てしたことがあるので、今回は間違えないよう、きちんとホームを確認して電車に乗りました。
これで安心と思っていたら、なんだか様子がおかしい。
な、なんと総武線に乗っていたのです。ガ〜ン。
泣く泣く秋葉原から乗り換え、五反田からゆうぽうとまでダッシュしました。
この暑さの中・・・(-.-)
開演には間に合ったのですが、そんな状況だったので、気分がバレエ・モードにならないまま、見始めることに。



【プロローグ】
最初の演目は、ブシェとボアディンのはず・・・なのに、なぜかスポットライトの中に黒いレオタードのヴィシの姿が。デビ君がヴィシの背後をジュテで横切ったり、次々とダンサーが出てきました。皆、レオタードやレッスン着のような衣装でコンテ系の踊りを披露。
なかなかセンスの良いオープニングでした。

●「オテロ」
エレーヌ・ブシェ、ディアゴ・ボアディン

ボアディンを見るのは久しぶり〜。
「オテロ」は、2007年のラスト・フェリ公演で、フェリ&ゴメスで観ていますが、これは版が違います。
とてもゆっくりした動きで、悪くはなかったのですが、自分がバレエ・モードに入っていなかったので、なんとなくバレエの動きらしく見えず眠くなってしまいました。
ボアディンは、腰布一枚巻いた姿で踊っていたのですが、最後のほうで、お尻がチラリ。
見間違いかと思って、急にオペラグラスで覗くと、ボアディンが腰布をほどいて、その端をブシェに渡し、くるくる回転。
腰布が取れて、肌色ダンスベルト(お褌(^_^;)一枚の姿に。
これには目が覚めた!ウホホ〜。
出ケツ大サービス♪(←お下品で失礼)
ボアディンのお尻をオペラグラスで食いつくように見ていた私って、ヘンタイかしらん。
いえ、あれはゲイジュツです。

●「コッペリア」
メラニー・ユレル、マチアス・エイマン

このときもまだバレエ・モードに入らず。
ユレル、背中が硬いし、脚の上がりが低いところがありました。う〜ん。
ジョイマン、じゃなかった(^_^;)、エイマンは、足技は綺麗でした。ザン・レールもきちんと5番に入っていたし。若干肩が硬いかな。
これも眠かった。

●「失われた時を求めて」より“モレルとサン・ルー”
マルセロ・ゴメス、デヴィッド・ホールバーグ

早くも、本日の個人的メイン・ディッシュ♪
白王子デビ君と黒王子ゴメスの水も滴るいい男ペア(*^_^*)
ぱっちり目を開けて、オペラグラスで食いつくようにガン見。
これは、2010年の「ルグリの新しき世界」で、デビ君とギョーム・コテでも観ました。
肌色レオタードの男性二人のアヤシイ踊り(^_^;)
そっちの世界の人には、たまらないだろうな〜。
前回は、デビ君はもっと悪魔的な表情で誘うように踊っていましたが、今回はそんな悪っぽくなかったような。
どうせなら肌色レオタードではなく、それこそボアディンのようにダンスベルト一枚で二人の密着踊りを観たかったな〜(←相当、ヘンタイ(^_^;)
素晴らしかった!最高のペアでした!(←相当、個人的感情が入っている(^_^;)

●「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
アシュレイ・ボーダー、ホアキン・デ・ルース

ホアキン、懐かしい〜と思ったら、前から痛めていた膝の調子が悪く、今回は、3幕目のドンキを降板。この演目だけだそう。
そんなに調子が悪くて「チャイパド」を踊れるのかしらと心配しましたが、すごく頑張って見せ場を作っていました。マネージュで頑張りすぎて、下手へハケるとき、一瞬辛そうな表情にも見えましたが、それ以外は爽やかな笑顔で踊っていました。
髪型と笑顔が、ちょっと昔のジャニーズっぽかった(^_^;)
グランド・ピルエットでは、片足跳びも織り交ぜた技を披露。
アシュレイは、すごく安定感のあるダンサーで、メリハリのある小気味いい踊りでした。ジュテも元気が良い。とてもアメリカ〜ンなダンサーだなと思いました。

●「ダイアローグ」
ディアナ・ヴィシニューワ、ディアゴ・ボアディン

ヴィシのためにノイマイヤーが振付けた作品。
去年は、全幕ガラの「バヤデール」でも、マリインスキーの「アンナ・カレーニナ」でも、ヴィシを諦めたので、久々のヴィシです。
暗い舞台に、椅子が二つ置いてあり、グレーのパンツとジャケットのボアディンが登場。椅子を倒したりしながら踊る。
そして、赤いワンピースのヴィシが登場。
二人は、抱き合ったり離れたり、拒絶したり追いすがったり、愛し合いながらもうまくいかない。そんな男女のすれ違いを描いているようです。
ストーリー性のない踊りなので、わかりづらいといえばわかりづらい。眠いといえば眠い(失礼)。
でも、余計なものが一切ないヴィシの美しい肢体がしなる様を見ているだけで満足。
ショパンの哀切な曲にのせて、愛し合いながらもすれ違う男女の哀しみを感じました。うまくいかないのが男と女という生き物なのだと。

カテコでは、なんとノイマイヤー自身も登場。友人から、この振付のためにノイマイヤーが来日していたと聞いていましたが、カテコに登場するなんて。会場の拍手が一段と大きくなったような(^_^;)
ボアディン、感極まったのか、カテコでヴィシにかなり長いキスをしていました。
見ているほうが照れるよ(^_^;)

●「フーケアーズ?」
アシュレイ・ボーダー

「ドンキ」の予定でしたが、ホアキンが降板したので、アシュレイがソロを軽快に踊りました。安定感のある余裕の踊りです。それにしても、短かった。
この作品って、女性のソロだっけ?と家へ帰ってから、昔のblogを調べてみると、2003年のバレエ・フェスでゴメスがソロを2007年のラスト・フェリ公演でヘレーラ&カレーニョ・ペアで踊られていました。色々な場面があるんですね。

●「マンフレッド」
マチアス・エイマン

バイロンの戯曲にチャイコフスキーが作曲し、ヌレエフが振付した作品。
有名どころだらけの作品。
エイマン、足技が綺麗。なかなかドラマティックに演じていたけれど、これがどんな場面かわからなかったのが残念。最後は、床をゴロゴロ転がり続けてきたので、舞台から落ちるかと思ったけれど、その前に暗転。
チャイコの曲は、やっぱり曲だけで盛り上がる。さすがペー様(=ペーチャ=ピヨートル)。

●「ジュエルズ」より“ダイヤモンド”
エレーヌ・ブシェ、デヴィッド・ホールバーグ

ガラにつきものの「ダイヤモンド」・・・。去年から何回見ただろう・・・。
ブシェの衣装は、胸元にキラキラがついたピンクベージュ(?)の胴のチュチュで、マリインスキーの衣装に似ている。
デビ君は、光物のついた真っ白の衣装。う〜ん、白王子に似合いすぎる(*^_^*)
ブシェは足の動きが綺麗。ピケも突き刺さるようだし、パ・ド・ブレも小刻み。
彼女が現役のうちにノイマイヤーの「幻想〜白鳥のように〜」を見たいな〜。
今回は、裸(肌色レオタード)デビ君と王子デビ君の両方を堪能できて眼福(*^_^*)

●「オネーギン」より第3幕のパ・ド・ドゥ
ディアナ・ヴィシニョーワ、マルセロ・ゴメス

ヴィシのタチヤーナは初見。ドラマティックな演技も自然だったし、踊りも文句なし。足の細かな動き、背中の反りも良かったです。難しいパ・ド・ドゥを流れるようにこなしていました。
ただ、ゴメスのオネーギンは、もうちょっとだったかな。ゴメス自身、まだこの役をこなすには若い。オネーギンの枯れ感が足りなかったな〜。もちろん、リフトなど踊りは問題ありませんでした。
それと、この公演の一週間前に目黒バレエ祭りで、去年のバレエ・フェスBプロの上映会で、アイシュバルト&ルグリのオネーギンを見てしまったのが悪かった。その印象が抜けきらなかったので、ついアイシュバルト&ルグリの残像が浮かんでしまいました。
比べてはいけないし、このペアも十分胸に迫る踊りで、トリを飾るにふさわしい舞台でした。

【フィナーレ】
ラテンな音楽が流れ、それぞれのペアが再びプロローグの衣装で登場。そして、早着替えしたヴィシとゴメスも登場。粋な踊りを繰り広げ、ラストはヴィシが二人のイケメン、デビ&ゴメスにリフトされて終了。両手に花、じゃなく、両手にイケメン(^_^;)
この洒落たプロローグとフィナーレは、ゴメス振付だそう。

Bプロも観たかったけれど、日程的な問題と甚だしい金欠で諦め。Aプロを観られただけでも良かったです。
posted by ひつじ at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | バレエ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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