2009年09月09日

A rose for Emily〜Not all die early, dying young〜

Not all die early, dying young―
Maturity of Fate
Is consummated equally
In Ages, or a Night―

A Hoary Boy, I’ve known to drop
Whole statured ― by the side
Of Junior of Fourscore ― ‘twas Act
Not Period ― that died.
     
          ―Emily Dickinson(No.990)


早死にする者が若死にとはいえない ―
天命が熟すのに
何年もかかる人もあれば
一夜にしてなる人もある ―

老成した白髪の少年が
80才の青年の― 傍らで
倒れるのを ― 私は知っている
死んだのは ― 年のせいではなく
定めだったのだ

         (990番/1865年)
posted by ひつじ at 18:33| Comment(3) | TrackBack(0) | 英詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ひつじさん、こんにちは。
英語にも弱く、詩人もよく知らないのでWikipediaでEmily Dickinsonを調べてみました^^
興味深い経歴と評価を受けてきた女性なのですね。
そんなことを書くと、どんな人生だったかでなく残した作品がどうかということが興味をひくのですよ、とひつじさんに云われそうなのですけど、まずどんな人物だったのか調べる癖からなかなか抜けられません(^^;)
「値打ちは経験の長さにあるのではなく密度なのだよ」なんて言い方をよく偉そうに後輩にしたことがあり、思い出せば恥ずかしいですけど、この詩はそんな意味でストレートに理解してしまいます。
Posted by sekisindho at 2009年09月11日 00:26
sekisindhoさん、また、すぐに返事を書けなくてすみません。ここのところ、体調が低空飛行でPCを開く元気がなかったもので。

>とひつじさんに云われそう
ハハハ、なるほど(^_^;)でも、一応、詩を読んで興味を示してくださったということですよね?
ディキンソンについて興味を持って頂けて、私は嬉しいですヨ(^^)
アプローチの仕方は、人それぞれでいいと思います。
プライベート・ポエットとして生涯を過ごした彼女の詩は、やはり彼女の人生と密接に関わっていると私も思います。
また、彼女の生きた時代背景、宗教的背景といったものも、詩の理解に必要になってくると思います。そう思いつつ、生まれた時代も国も、文化的背景の違いも超越して伝わるものがあるのが、彼女の詩の持つ力だとも思っています。

ディキンソンについては、英詩コーナーを始めるとき一番最初の記事に載せましたが、Wikipediaで調べたことはなかったので、私もWikipediaを読んでみました。
ビミョ〜に、地名や名前の表記がオモシロイですね(^_^;)
Amherstは、他のところでは「アマースト」と書かれることが通常ですが、「アムハースト」となっていたし、ミドルネームが「ノークロス」ではなく「ノルクロス」(イタリア語風?)、「メアリー・ライアン」が「メアリー・リヨン」(フランス語風?)となっていたり・・・って、余談でした(^_^;)
あと「エミリーとスーザンが肉体関係をうんぬん」と書いてあったのには苦笑。謎の多い人物は、色々な憶測がされるものだなぁと思いました。

実は、ちょっとだけエミリー・ディキンソンと私は繋がりがあるんですヨ。
sekisinndhoさんも、Wikipediaで読まれたのでおわかりだと思いますが、エミリーの祖父が創設したアマースト大学は、日本の新島襄や内村鑑三が卒業しています。その新島襄のお孫さんが、私の親の友人なのです。
エミリー→祖父→アマースト大学→新島襄→孫→親→私。かなり遠い縁(^_^;)でも、ちょっと嬉しい(^^ゞ

本当なら、訳ではなく原詩を読んでもらいたいので、訳は「続き」に載せています。
原詩からしか伝わらないものがあると思うからです。
私なりに彼女の詩について思うところはありますが、基本的に自分のコメントは載せないようにしています。
ディキンソンの詩は、単語の羅列であったり、言葉がダッシュでブツブツ途切れていたり、暗喩に富んでいたりするので、なかなか難解なのですが、今回の詩は私もわりと言葉通りに捉えました。
sekisindhoさんの考え方となにかしら繋がるものを感じていただけたようで、良かったです♪
Posted by ひつじ at 2009年09月14日 20:55
ふと思ったんですが、
Not all die early, dying young は
「早死にする者が若死にとはいえない」ではなくて
「若死にする者が早死にとはいえない」って言う意味の方があってませんか?
dying youngがNot allの修飾語で、die earlyが動詞なので
「若死にするすべての人が...早死にする...」っていう訳になると思うんですよ。

少年が80歳の老人よりも年齢的には若いうちに死んだけど、
それが早すぎるということはなく、そうなる運命だったんだ。みたいな意味の部分がありますし。

でも少年をhoary、老人をjuniorにして「少年の方が実は年老いてる」みたいな表現があるので、そこの所は説明がつかないですが(汗)
Posted by あ at 2012年09月18日 12:23
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