2018年05月03日

上野の森・バレエ・ホリディ 2018

2018.4.29
去年は参加しなかったバレエ・ホリディ。今年は、行ってきました。
マルシェやバレエ大学(講座)、ミニコンサートやワークショップなど盛りだくさん。
ホント、文化会館が、バレエの森と化していました。
4/30のバレエ大学の「あらためて知るクラシック・バレエの魅力と秘密」という講座に
興味があったのですが、30日は仕事なので諦め。他の講座は、時間が遅かったので、それも諦め。
私が参加したのは、「やさしいバレエ・ストレッチ」。
受講者は、おばさんばっかりかと思いきや、男性も数人いました。
私の横にきたおじさん(おじいさん?)、よく見ると、黒いバレエシューズ持参で
やる気満々。(厚手の靴下でO.Kと書いてあったのに)
バレエ教室に通っているのか、この日のために新調したのか。
見るからにバレエとは縁遠そうなのに、こういうおじさんがバレエをやる気になるって
なんだか微笑ましい。

講師は、森田雅順さんでした。
森田さん、ちょっとキツいストレッチをやると、みんなに「生きてる?」と聞いたり
なかなか面白い人でしたが、「次は、これやろうかな。あ、やっぱりやめた」とか
「右脚を・・・やっぱり左脚からにしようかな」とか、わりと気分でやる感じ?(^_^;)
「覚えて帰って毎日できる簡単ストレッチ」のうたい文句にしては、覚えられなかった(^_^;)
しかも、ダンサーにとっては簡単なんでしょうが、私には簡単でもなかった(^_^;)
できれば、次回は、覚えられる基本的なバレエストレッチのメニューをお願いしたい。
でも、久々にバレエ・エクササイズをやって、とても楽しかったです。

その後は、ダッシュで、大ホールのホワイエに行って、ランウェイでやったコスチューム・ファッションショーを見ました。
チャコットやフェアリーやいくつかのメーカーのコスチュームを子供から若手までの踊り手が踊りながら披露。
バレエは、衣装の美しさに憧れて入ることが多いですよね。
私もチュチュとトウシューズに一目ぼれして以来のバレエ・ファンですから。
残念ながら、習ったのがモダン・バレエだったので、チュチュは着られたけど、トウシューズは履くことができず。

それから、特設ステージで、金管五重奏で「眠り」とかの音楽を聴きました。
その後、マルシェのお店をぶらぶら見学。
前日に行った友人が言っていたバレエ占いやおみくじもありましたが、バレエをやっていないのに
やってもね。子供向けでしょうね。

その後、ランウェイでやった、木管五重奏の「ロミジュリ」や「くるみ」のトレパークの演奏をを聴きました。
ロミジュリのモンタギュー家とキャピュレット家のダンスの音楽は、重厚で好きです。

木管五重奏が終わったら、ダッシュで、特設ステージに戻り「ダンス&クリエーション」を見ました。
木村さんが司会をしていました。木村さんの声って、あんまり聞いたことがないけど、渋系で解説も上手くこなしていました。
今年入団したばかりのフレッシュなダンサーたちが踊りました。
木村さん振付の女性二人で踊るダンスでは、15歳と16歳の新人の子が踊ったそうですが、白というかシルバーっぽいの衣裳の子が上手いと思いました。
童顔だったので、15歳のほうかな?
「ドアが閉まります」という演目が、とってもユーモラスで面白かったです。
女子高生をやっているのが男性というのも面白かった。
それから、"Will you marry me?"も、メンデルスゾーンの結婚行進曲をジャズ風?にアレンジして面白かったし、Warm upのダンスも楽しく踊りながらウォームアップできそうで良かったです。
東バ、こういう創作物も上手いし面白いなと思いました。フェス・ガラなどで披露してみたらいいのに。

最後に、西洋美術館の地獄門の前でのコンサートを聴いて終わりにしましたが、これは、特設ステージでやった金管メンバーが、同じ曲を弾いていたので、できれば違った曲が聴きたかった。
でも、大好きな地獄門の前でのコンサートなんて初体験なので、楽しかったです。
ちょうど今読んでいる小説「ダンテの遺言」に地獄門のモチーフが出てくるし、その前に読んだ「インフェルノ」もダンテの神曲へのオマージュで、地獄門繋がり。
小学5年生のとき初めて見て、打ちのめされたロダンの地獄門。以来、上野へ来ると、地獄門詣でをしています。

お金があれば、「真夏の夜の夢」公演も見たかったのですが、今年は、バレエ・フェスが控えているので諦め。
でも、バレエづくしの楽しい一日でした。

余談ですが、帰ろうとしたら、上野動物園から帰る子供たちが、何人もシャンシャンのぬいぐるみを抱いていました。ぬいぐるみだけど、可愛かった〜欲し〜い!

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2018年03月22日

高尾山・クラフト体験教室

2020年、東京オリンピックを目指してか、外国人観光客を呼び込もうと、
都心から行ける山・高尾山の環境が整備されました。
駅が新しくなり、ツーリスト向けのインフォーメーションもでき、
さらに高尾山のことがわかる599ミュージアムというところもできました。
確かに、ここ数年、外国人旅行者も見かけるようになりました。
インフォーメーションができた頃、面白半分で入ったら、ドイツ人の女性が
都心のホテルまでの帰り方を聞いていたので、スタッフと一緒に教えました。
また友人と高尾山に登って、帰り際、三人組の白人のおばさま方に写真を
撮ってと頼まれ、どこから来たのか尋ねると、オーストラリアからでした。
写真を撮ってあげると、帰りのケーブルカーにはどう行けばいいのか
尋ねられました。
そんなこんなで、一応「外国人おもてなし語学ボランティア」として
ほんのちょっぴりは役にたったのかなぁと思います。

ところで、599ミュージアムの隣に、「クラフト体験室」というところが
あり、木の枝や木の実を使って、自由に工作ができるようになっています。
一人、一点製作できます。
しかも、無料!(←タダに弱いワタクシ(^_^;)
工作しながら、木の実の名前が覚えられ、「この木にはこんな実がなるんだな〜」
と勉強にもなります。
子供だけでなく、大人も夢中になって遊べます。
初めて行ったときは、サンプルを参考にして、トトロの置物を作ってみました。

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家人が作ったのは、「クルミのゆりかごで眠る親指姫」だそう。

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あまりの楽しさに、また工作をしに行ってしまいました。
二度目に作ったのは、友人にあげるために作った、トトロの家。

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家人が作ったのは、卵を見守る鳥のお父さんとお母さん。

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この体験教室は、599ミュージアムの脇にひっそりと建っているので、思わず見過ごしてしまいそうですが、
高尾山に行かれた方は、是非立ち寄って、自然のものに触れながら、自分だけの森の仲間を
作ってみてはいかがでしょう。


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2018年02月24日

ピョンチャン・オリンピック〜女子フィギュアスケート〜 ピョンチャン・オリンピック〜女子フィギュアスケート〜 ピョンチャン・オリンピック〜女子フィギュアスケート〜


男子が日本のワンツーフィニッシュなら、女子はロシアのワンツーフィニッシュ。
フィギュア団体を見たとき、「これはメドヴェージェワが金でしょ」と思いましたが、さらにすごい選手が出てきました。さすがロシア、選手層が厚い。

●ザギトワ(1位)
ショートプログラムは見損ねてしまい、スワンの衣裳だったと知って、後からY〇u tubeで動画を見ました。スカートのかわりに短いチュチュがついていて、とても可愛い。まぁ、バレエヲタには、たまりませんね。15歳らしい愛らしさと15歳とは思えないテクニックです。
フリーは、ドン・キホーテでこれまたバレエ作品から。そして、衣装も赤いチュチュ付き。彼女は完全にバレエをやっていますね。
フィギュアを見ていると、背中や腕、手先の動きから、その選手がバレエもやっているかどうかが、なんとなくわかります。
「ドン・キ」の振付も、両足を開いてプリエするキトリのポーズやバジルにリフトされて見栄を切るときのポーズに似た動きで、バレエからの振付もあるのかな〜。
7回のジャンプ全てを後半にもってきて、それが成功したのも勝因でしょう。

●メドヴェージェワ(2位)
フリーは、「アンナ・カレーニナ」で、ワイン色のシックな衣裳。アンナ・カレーニナもバレエになっているので、ついバレエのほうを連想してしまいました。
ジャンプの難易度ではなく、表現力はメドヴェージェワのほうが勝っていたと思います。
ラストの、列車の音で、メドヴェージェワが顔の横に手をやるポーズ、アンナの死の直前を連想させました。彼女の演技にはドラマがありました。
どうせなら、二人とも金にしちゃえば良かったのにね。(そうしたら、繰り上げで宮原さんが銅になれたかも(^_^;)

●オズモンド(3位)
大柄な彼女の大柄な演技に、ブラックスワンは似合っていました。オディールの毒々しさがよく出ていたし、舞台映えがしました。
個人的には、アメリカン・ビーフな滑りより刺身定食な滑り(どんな例え?)のほうが、好みでしたが。

●宮原 知子(4位)
大きなミスもなくほぼパーフェクト。他を圧倒するような動きではなく、日本人らしい繊細な演技でした。この方は本当に努力の人なんだなぁと思います。完成度の高い滑りになってきていて、順位は関係なく、世界に誇れる滑りだったと思います。

●コストナー(5位)
何度もオリンピックに出場し、31歳でもまだ現役。
インタビューで「どうして現役を辞めないのか?」と聞かれると「スケートが好きだから」と答えたそう。シンプルだけど、とても好感のもてる答えです。
メダルを取ることより滑ること、皆に良い演技を見せることを大切にしていて、スケーターとしての本質を見せてくれます。ベテランらしい表現力、テクニックの安定感も増してきています。ルックスも若い頃と変わらず美しい。
日本好きだそうで、それも嬉しい。
フリーでは、牛柄みたいな衣装だな〜と思っていたら、「牧神の午後」でした。
壁画のような手の動きが、ニジンスキーの牧神を連想させました。
メダル争いとは関係ない、彼女だけの滑りをこれからも見せてもらいたいものです。

●坂本 花織さん(6位)
若いパワー溢れる滑りでした。後半でもエネルギーが持続するところが、昔の伊藤みどりさんを彷彿とさせました。これからもっと表現力もつけていくといいなと思います。
実は、この坂本選手、私の友人の親戚だそう。友人から、メールでそのことを聞いた翌日、四大陸選手権で優勝したのでビックリ。「ピョンチャンにも出るので応援して」と言われ、
「へ〜、オリンピックに出るんだ」とまたビックリ。

今回は、全体的に大きなミスも少なく、クオリティーの高い試合だったと思います。
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2018年02月20日

男子フィギュア金銀!ピョンチャンオリンピック

羽生選手が二連覇で金メダル、宇野選手が銀メダルとワンツーフィニッシュに沸いたピョンチャン・オリンピック。怪我からわずか三か月、ショートで見事な復活を果たした羽生選手。でも、足はまだ完全に治ってはいないはず。ショートで頑張りすぎて、フリーは大丈夫かと心配していました。
そんな心配は杞憂に終わり、理想的なワンツーフィニッシュでした。
ちょうど羽生選手、宇野選手の演技の時間は、通っている工房にいる時間。
先生に無理を言って、パソコンからピョンチャン・オリンピックを観させてもらいました。
日本の金銀メダル決定の瞬間は、皆で大盛り上がり。
メダルはともかく、怪我から復帰できたこと、良い滑りを見せてくれたことに感謝です。

荒川静香さんの金メダル以降、フィギュア熱が日本に広まりましたが、私がフィギュアスケートに興味をひかれたのは、(前のブログにも書いたけど)ン〜十年も昔、伊藤みどり選手が、まだ子供で、年齢的に大会に出場できないくらいの頃。
大会に出場できなかったけれど、大会の後に余興(?)で、伊藤みどりちゃんが滑り、アナウンサーが「将来を期待できる選手になるでしょう」と言っていた時代です。
日本でまだフィギュアスケートがマイナーなスポーツだった頃、TVにかじりついてNHK杯を見ていたものでした。
その頃の貴重な新聞の切り抜きをいまだに取ってあります。
今回は、それを載せることに。
さて、この選手はいったい誰でしょう?
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このポーズはよく知られているスピンのポーズですね。
何といいましたっけ?
そうです、ビールマン・スピンです。
では、何故ビールマン・スピンというのでしょうか?
ビール好きの男性(マン)がやったスピンだから?
ではありません(^_^;)
このスピンを生み出したのは、スイスのデニス・ビールマンという女子スケーターでした。
1980年のNHK杯で見せた彼女のこのスピンは、スケート界に衝撃を与えました。
そして、彼女の名を取ってビールマン・スピンと呼ばれるようになりました。
以来、多くのスケーターがこのスピンを演技に取り入れています。
この1980年のNHK杯の記事の切り抜きでは、女子はビールマンが堂々1位、カタリーナ・ビットが2位だったと書いてあります。ちなみに男子は、ロバート・ワーゲンホッファーが1位、シュラムが2位、日本からは五十嵐文男選手が出場していました。
古〜い時代のフィギュア・スケートのお話でした。


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2018年02月13日

バレエ末席物語〜「ニジンスキー」リアブコ〜

「ニジンスキー」
2018.2.10
ニジンスキー・・アレクサンドル・リアブコ
ロモラ・・・エレーヌ・ブシェ
ほか ハンブルク・バレエ団

狂気の天才ダンサー、ヴァツラフ・ニジンスキーの人生をノイマイヤーがバレエ化した作品。
数年前に、「バレエ・リュス」展を見に行ったこともあり、バレエも見てみようと思いました。
この作品は初見だし、きちんとしたストーリーがあるのではなく、ニジンスキーの心の内、内面の狂気を表しているので、文章に書くのも難しいし、踊りの順番もはっきりとは覚えていません。なので、感想もざっくりと。
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2018年02月09日

バレエ末席物語〜「椿姫」コジョカル&トルーシュ〜

「椿姫」ハンブルク・バレエ団
2018年2月4日

マルグリット・・・アリーナ・コジョカル
アルマン・・・アレクサンドル・トルーシュ
ほか ハンブルク・バレエ団

コジョカルとブシェの椿姫、どちらにしようか迷いに迷った末、ハンブルク・ダンサーであり、抒情的な踊りが素晴らしいブシェ公演を選びました。年齢的にも、ブシェの全幕は次回も見られるとは限らないので。それに、コジョカルは出産明けで体調がどれだけ戻っているかも心配でした。
そうして選んだにも関わらず、ノイマイヤーの意向で、ブシェ降板、代役コジョカルという結果に。喜んでいいのやら悲しんでいいのやら・・・(^_^;)
ブシェは見られなかったけど、きっと本調子ではなかったのだろうし、コジョカルが見られて良かったです。

【プロロ−グ】
マルグリット・ゴーティエのアパルトマン。オークションが開かれている。マルグリットの侍女であるナニーヌが悲しげに、マルグリットの帽子を拾い、マルグリットの肖像画を眺める。肖像画は、コジョカルにクリソツ。
マルグリットの帽子もドレスも、かつての思い出の品。
次々と家具や絨毯などが運び去られ、最後に飛び込んできたアルマンは、マルグリットの紫色のドレスを持ち去ろうとする女性からドレスを奪い取る。そのドレスは、アルマンが初めてマルグリットと出会ったときに着ていたもの。父に抱き着き、嘆くアルマン。
振り返ると、景色は、劇場へ変わっている。

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2018年01月07日

クラシック三昧年末年始2017-2018

あけましておめでとうございます。
久々の「クラシック三昧年末年始」のコーナーです。
毎年見てはいるんですが、blogにまとめる時間がないのです。

●「第九」
毎年恒例の第九。これを歌わないと年が越せませんね。
指揮は、クリストフ・エッシェンバッハ。
エッシャンバッハさんは、ヴォルデモートみたいなスキンヘッドでやや強面ですが(失礼(^_^;)、生まれたとき、出産でお母さんを亡くし、戦争でお父さんを亡くし、孤児となって苦労した方。
今年は、ソリストは全員日本人でした。
第4楽章の合唱を歌い終え、年越しに向けて一年の禊を。

【クラシック・ハイライト】
●オペラ「蝶々夫人」
蝶々夫人役の中嶋彰子さん、とても良い声で泣かせる。
ピンカートンはもう帰ってはこないとわかりつつ、ピンカートンの軍服を肩に纏いながら、ピンカートンが帰ってくると信じたい切ない気持ちを歌い上げていました。
最後は軍服を脱いで、後ろ姿で肩を震わせて泣く姿に胸締め付けられます。
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2017年11月21日

バレエ末席物語〜「クレオパトラ」〜

「クレオパトラ」
2017.10.20

クレオパトラ・・・中村 祥子
プトレマイオス・・・山本 雅也
カエサル・・・スチュアート・キャシディ
アントニウス・・・宮尾 俊太郎
オクタヴィアヌス・・・遅沢 佑介
ポンペイウス・・・ニコライ・ヴィユウジャーニン
ブルータス・・・伊坂 文月
オクタヴィア・・・矢内 千夏
案内人・・・酒匂 麗

アップが非常に遅くなりましたが、Kバの世界初演「クレオパトラ」を観てきました。
ちょっとづつ書いていたこともあるし、10月末からひどい風邪をひき、2週間近く治らず、こんなに遅くなりました。←遅すぎ
Kバは、なんと初見。
熊川さんのバレエは、20年以上前に、まだKバができていない頃に、見たことがあります。
ロイヤルから帰国し、見事な跳躍で、女性たちを魅了し、一大バレエ旋風を巻き起こした熊川さん。にわかバレエ・ファンの女性たちが黄色い声をあげ、まるでアイドルのよう。
そんな熊川さんファンを冷ややかな目で見ていた私ですが、熊川さん熱に浮かされた知人にチケットをプレゼントされ、無理やり彼の舞台に連れて行かれたのでした。
舞台には、スクリーンが用意され、真っ赤なスポーツカーでロンドンを疾走する熊川さんが映し出され、それを見てキャーキャー騒ぐ女性たちに、ゲンナリしたものでした。
「30歳過ぎて、跳べなくなっても踊るのは自己満足」と豪語していた熊川さん。
バレエは跳ぶだけのもの?
マイヤ・プリセツカヤとどんな気持ちで共演したのかと思っていました。
そんな生意気っぷりがよく表れた「オレ様熊様」の踊りに、感心すれども感動はせず。
自分から、彼の舞台を観ようとは思いませんでした。
しかし、20年以上たち、彼も白髪の目立つ中年になり、かつての熊川節も多少は変わったのかもと思います。
こちらの考え方も多少は変わり、イギリスという異国で、自己主張の強い白人たちの中でトップになるには、それに張り合えるだけの強さがなければ成しえないこととも思うようになりました。
Kバを創立してからの、彼の頑張りっぷりは、なかなか感心もしていました。
ただ、Kバはチケット代が高いので行けなかったのです。
そんな熊川さんが、全く新しくバレエを創作したと聞き、しかも、中村祥子さんのあのクレオパトラの写真を見てしまうと、これは興味をそそられます。
クレオパトラ.jpg
しかも、曲は、カール・ニールセンというから、目のつけどころが素晴らしいと思いました。
ニールセンは日本ではあまり知られていませんが、私は、ニールセンの交響曲4番「不滅」が好きでCDをたまに聴きますし、彼の曲はバレエになりそうとも思っていたので、熊川さんの選曲は当たるだろうとも思いました。熊川さんが使ったのは、ニールセンの「アラジン」という曲から。
言い訳が長くなりましたが、そんな経緯で「クレオパトラ」を観に行くことになりました。
クレオパトラの有名な逸話などは知っていましたが、バレエを観る前に、今一度きちんとクレオパトラの一生を知っておこうと、3冊ほど歴史の本で予習をしておきました。
本を読んで、改めて驚いたのは、クレオパトラはエジプト人ではなかったんだ〜、プトレマイオス家はファラオの血筋ではなかったんだ〜、クレオパトラという名前はギリシャ語だったんだ〜などなど、「へ〜」と目から鱗。やっぱり読んでおいて良かった。

いよいよ本題ですが、ブログを書き終えるまでに時間がかかりすぎ、バレエの後半の記憶は曖昧なので間違っていたら、すみません(汗)。

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2017年10月12日

美術展紀行〜「怖い絵展」〜

「怖い絵展」
2017.10.7〜12.17/上野の森美術館

今回は、珍しく開催されてすぐに行ってきました。
というのも、買った格安チケットの有効期限が、10/7〜11/5までと、美術展自体の開催期間より一か月以上も短く、行ける日に行っておかないとならなかったのです。
祝日は混んでいるかと一瞬思いましたが、他に行ける日もなく、国立西洋美術館でも都立美術館でもないし、どこかの番組で取り上げられる前だし、きっとそんなに人は来ないだろうとふんで、体育の日に行ってきました。
不忍の池口から改札を出て、西郷どんの銅像横を「来年の大河の主役だわねぇ〜」と思いながら通り過ぎ、美術館に近づくと、プラカードを掲げた係員が「ただ今、ここから50分待ちです!」と声を張り上げているではありませんか!
見れば、美術館の前は長蛇の列。ガ〜ン(>_<)
読みを誤った・・・しかし、今更ひきかえせない。
入場までに50分待ちって・・・ディズニーランドのアトラクションぢゃあるまいし(泣)。
ホント、ディズニーのアトラクション待ちよろしく、美術展には珍しい若者、親子連れが並んでいて、「イタリア絵画うんちゃら」とか「印象派なんちゃら」とかの美術展とは客層が違う感じ。
確かに「怖い絵展」なんていうと、美術ヲタじゃなくても興味をそそられそうだし、これだけの集客力があるなら企画としては成功しているんだなと改めて思いました。
中野京子さんの「怖い絵」という本も何年も前に出版されていて、絵画をちょっと違った角度から眺める面白さがあります。
見くびっていたワタクシ、トホホ。

このブログを長年お読みいただいている方なら、私がこの美術展に行く唯一の理由はもうおわかりでしょう。
当ブログ、長年のアクセス数ナンバーワンの記事が「ジェーン・グレイの処刑」。
その絵が、イギリス、ナショナル・ギャラリーから初来日。
ジェーンに再会できるチャンス、これはもう行くしかありませんね。

前置きが長くなりすぎましたが、いよいよ本題。
中へ入っても、人・人・人で絵がほとんど見えない。見るのに苦労しました。
続き
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2017年10月01日

バレエ末席物語〜「トランス=シベリア芸術祭in Japan」〜

「トランス=シベリア芸術祭in Japan」
2017.9.29

今年のザハロワ公演第三弾です。
「amore」にも、とても興味があったのですが、1日しかないレーピンとの共演にしてみました。
レーピンの使っているバイオリンは、ストラディバリウスだそうですが、昔聞いたストラディバリのコンサートの音色とはちょっと違う気もしました。個々の楽器にも音色の差はあるだろうし、弾き手によっても音色は変わってくるのでしょう。
レーピンは、わりと技巧的な演奏が好みのようで、選曲も、そういう曲を選んでいるようでした。ピッチカート多用?(^_^;)
一つのバイオリンで、一つ以上の音が聴こえるようなテクも披露していました。

Blogでは、バレエ中心に書いていきます。
〇「ライモンダ」よりグラン・アダージョ
スヴェトラーナ・ザハロワ/デニス・ロヂキン

光物多用のライモンダのキラキラ衣裳がザハロワを、より輝かせていました。
冒頭から目を奪われます。女王の風格で、堂々としていました。
とても美しい二人でした。
続き
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2017年09月13日

ちょこっとシネマ〜「静かなる情熱・エミリ・ディキンスン」〜

2017.7.29〜9.15
岩波ホール

アップが遅くなりましたが、8月初旬に恩師に誘われ、見に行ってきました。
以前のブログにも書いたように、エミリ役の女優シンシア・ニクソンは、やはりあまり私のイメージのエミリではありませんでした。でも、この女優さんはエミリの詩の熱心な愛読者だそうで、役への思い入れも一入だったのかもしれません。
アマーストの実際のディキンソン家のお屋敷で撮影され、庭も美しく、忠実に描こうとしているのがわかります。
マウントホリヨーク女学院で、受洗を決めた者とこれから洗礼を受けるために学ぶ者とに分かれますが、エミリはそのどちらにも入るのも拒否します。先生からは、神の国に入ることを拒否したと叱責されますが、エミリは自分の意志を曲げません。
マウントホリヨーク女学院でのエピソードは事実に基づいて描かれていますが、この描き方だと、反抗的な部分ばかりが強調されてしまっている気がします。
エミリが頑なに受洗を拒否したのは、「反抗的だったから」ではありません。彼女は、誰よりも真摯に神と神の国を求めていました。そして、それが見つけられない苦悩の中で生きたのです。
続き
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2017年08月15日

A Rose for Emily〜The Soul selects her own Society〜

The Soul selects her own Society
Then-shuts the Door
To her divine Majority
Present no more

Unmoved-she notes the Chariots-pausing
At her low Gate
Unmoved-an Emperor be kneeling
Upon her Mat

I’ve known her-from an ample nation
Choose One
Then –close the Valves of her attention
Like Stone

(Emily Dickenson No.303)


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2017年08月11日

A Rose for Emily〜I was the slightest in the House〜

I was the slightest in the House
I took the smallest Room
At night, my little Lamp, and Book
And one Geranium

So stationed I could catch the Mint
That never ceased to fall
And just my Basket
Let me think- I’m sure
That this was all

I never spoke –unless addressed
And then,’twas brief and low
I could not bear to live-aloud
The Racket shamed me so

And if it had not been so far
And any one I knew
Were going-I had often thought
How noteless-I could die
 Emily Dickenson(No. 486)
続き
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2017年07月30日

映画「静かなる情熱 エミリー・ディキンソン」

私が、ブログで取り上げているエミリー・ディキンソンの映画が上映されています。
ディキンソンについて知りたい方は、是非。
「静かなる情熱 エミリー・ディキンソン」
2017年7月29日〜9月15日
岩波ホール(神保町)
私も行きたいのですが、これにお誘いくださった方が、ご病気のご家族の看病があるので、行けるかどうかわかりません。
岩波ホールのHPを観る限り、エミリー役の女優は、私の中のエミリーのイメージとはちょっと違うのですけど、どんな感じに仕上がっているのかな〜と思います。
行けたら行きたい!
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2017年06月10日

バレエ末席物語〜「白鳥の湖」ザハロワ&ロヂキン〜

「白鳥の湖」
2017年6月8日/東京文化会館

オデット/オディール・・・スヴェトラーナ・ザハロワ
ジークフリート王子・・・デニス・ロヂキン
ロットバルト・・・ミハイル・クリュチコフ
道化・・・アレクサンドル・スモリャニノフ

この日も友人と夕食を食べてから文化会館に向かうと、楽屋口に人が集まっていました。
でも、先日のようなSPや黒塗りの車がいるわけではなく、普通の入り待ちの光景。
背の高い白人ダンサーが爽やかに写真撮影に応じています。
私が撮ったのは失敗したけれど、友人はなんとかハンサム笑顔をスマホ撮り成功。
マチネで踊ったオフシャレンコでした。

以下、ざっくりと感想を。

続き
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2017年06月07日

バレエ末席物語〜「ジゼル」ザハロワ&ロヂキン〜

「ジゼル」
2017年6月4日

ジゼル・・・スヴェトラーナ・ザハーロワ
アルブレヒト・・・デニス・ロヂキン
他 ボリショイ・バレエ団

開演前に友人と上野で夕食を食べ、不忍口の坂を上って文化会館へ。
ショートカットして楽屋口の前を通ろうとすると、なにやら黒服のSPっぽい人が沢山います。ものものしい感じ。そこへ黒塗りの車が到着。中からは、スラッとした白人女性が出てきてサッと中へ入ってしまいました。
よく見れば、黒塗りの車が何台も止まり、ナンバープレートは、青地に白抜きの「外」。
外務省の車なのでしょうか。ロシアの国旗までついています。
入り待ちしている人もいて、友人と「誰?プーチンでもくるの?」「うそ太郎?」(N〇K番組LIFEを見ていた人ならわかる(^_^;)などと冗談を言っていました。
プーチン大統領が来るには、警備はやや手薄。きっと大使館の人でも来るのだろうと思いました。
「誰が来るんですか」と横の女性に声をかけられ「わかりません。でも、車のナンバープレートからすると大使館の人じゃないですかね」と言うと、「あぁ、そうですか」と言っていました。その女性は、バレエでもやっているのか、品の良い、感じの良い女性で「私は、ザハロワを見るために北海道から来たんです。一年前にチケットを取りました」と笑顔でおっしゃっていました。
スゴイ熱意!
私も、去年7月のオールスター・ガラの会場でチケットを取ったけれど、北海道から飛行機代をかけて宿泊代もかけて見に来る熱意には頭が下がります。
いつも貧しい桟敷席などと嘆いているのは贅沢かもしれないと思いました。
東京が好きなわけではないけれど、東京に住んでいることの有難さが身に染みました。

さて、そんな前フリがあり、桟敷席で開演を待っていると、場内アナウンスがあり、日本とロシアの代表の挨拶があることが告げられました。
その名前を聞いてビックリ。
なんと安倍晋三内閣総理大臣でした。
生晋三(^_^;)
安倍総理とバレエってなんだか結びつかないけど、楽しめたかしらん。
小泉元総理だったら似合いそうだけど。
ロシアの代表は、プーチンではありませんでしたが、ゴロジェツ副首相でした。
大物だらけ。
もともと今回の公演は、ボリショイ・バレエが初来日して60周年の記念の公演なので、日露政府の肝いりなのでしょう。
なんとまぁ、豪華なサプライズ。
ソワレは、なんといっても国宝級のバレリーナ、スヴェトラーナ・ザハロワですからね〜。
ザハロワの踊りは、そんな舞台にふさわしい踊りでした。

続き
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2017年04月13日

美術展紀行〜「大エルミタージュ美術館展〜オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち〜」〜

「大エルミタージュ美術館展」
2017.3.18〜6月18日/森アーツセンターギャラリー

先月行った「ティツィーアーノとヴェネツィア派展」のブログもアップできていないのに、
昨日行ったエルミタージュ展の感想をアップ。

エルミタージュ美術館は、世界各国の珠玉の名画が結集した絵画の殿堂。いつか行ってみたいけれど、当分その機会はないので、せっかく来日したので行ってきました。
エカテリーナ2世の華やかなりし時代にできた絢爛豪華なエルミタージュ美術館、作品につけられた額縁もまた豪華かもしれないという期待もありました。

今回の音声ガイドは、又吉直樹さんバージョンとロシアの人気キャラクター、チェブラーシカ・バージョンがあり、非常に興味を惹かれ心揺らいだのですが、一般ピーポーには決して高くない550円という金額は、私にとってはお弁当一個買える値段。一食まかなえる金額を支出することはできず、泣く泣く音声ガイドは諦めました。(チケット買うのがやっと)「武士は食わねど音声ガイド」という方は、是非、お借りください。

〇「戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像」
ウィギリウス・エリクセン
Hermitage3.jpg
会場に足を踏み入れると、ドーンとエカテリーナ2世がお出迎え。
33歳の戴冠式のときの姿だそうですが、非常に貫録ある姿。ロシアの肝っ玉かあさんという感じ。この日はちょうど、この作品のみ、フラッシュをたかなければ、写真撮影OKという、これまた太っ腹なサービスがありました!バンザイ!スパシーバ!
ついでに、エカテリーナ2世を真ん中に、家人と私の3ショット記念写真も撮ってきました。

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2017年03月21日

バレエ末席物語〜「ニーナ・アナニアシヴィリの軌跡〜最後のクラシック・ガラ〜」〜

「ニーナ・アナニアシヴィリの軌跡〜最後のクラシック・ガラ〜」
≪Bプログラム≫
2017年3月20日(月)
久々のブログ更新です。
年末年始のブログを書こうかと思ったのですが、年が明けてすぐパソコンが壊れ、買い替えなくてはならないかと青ざめたのですが、修理で対応できそうだったので、修理に出し、戻ってきたら全く直っていず、再修理に。ようやくパソコンが戻ってきたのが2月末。
重い腰をあげて、やっとブログ更新です(^_^;)

○第1部
○「薔薇の精」
ニーナ・アナニアシヴィリ、高野 陽年

淡いピンクの衣装に、巻き髪のニーナは、少女とはいえないまでも、愛らしい。
軽やかな身のこなしで、まだ全然踊れているのに、もったいない!
高野さんは、バラの精をやるだけあって、やはり跳躍系。ニーナのサポートも問題なくこなしていました。

ただ、一つ問題だったのは、私の斜め前のご夫婦がノメラー(前のめりになる人)だったので、舞台の左半分が二人の頭で完全に遮られ見えませんでした!(怒)
背中は背もたれに!
他者への配慮、思いやりがあれば、できること。

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2016年09月26日

バレエ末席物語〜ミラノ・スカラ座「ドン・キホーテ」バデネス&サラファーノフ〜

バレエ末席物語〜ミラノ・スカラ座「ドン・キホーテ」バデネス&サラファーノフ〜
2016年9月22日/東京文化会館

キトリ・・・エリサ・バデネス
バジル・・・レオニード・サラファーノフ
ほか

久々のバレエ。海外バレエ団のチケットは値上がりし、こちらは消費税アップなどで年々生活が圧迫され、なかなかバレエにも行けない状態に。
それでも、どうしても見たいものは見たい!
せっかくむこうからわざわざやってきてくれ、東京で見られるのだから。
今回は、コチャトコワ&ワシーリエフとポリーナ&サラファーノフのどちらか迷いましたが、サラファーノフの足技を見たくて、こちらのペアにしました。
ところが、ポリーナ妊娠で降板。ガ〜ン(泣)
巷では、ポリーナ妊娠はもっと早くからわかっていたはずとの噂も。
バデネスは新進気鋭の若手バレリーナ。スペイン人ということで、キトリにはあっているだろうけど、まぁ、ハードルを低くして期待しないようにしました。
サラファーノフがいてくれて良かった!

私が行った日は、初日ということで、舞台前にミラノ市長がご挨拶。「東京でミラノ・スカラ座バレエの公演が始まる今日、ミラノではちょうど浮世絵の展覧会が行われている。互いに贈り物を送り合っていて、日伊の友好関係が続くよう祈る。みなさんも是非イタリアへ来て下さい」という内容を通訳つきで話していました。

さて、感想はざっくりと。
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2016年07月26日

「オールスター・バレエ・ガラ」【Bプログラム】

「オールスター・バレエ・ガラ」【Bプログラム】
2016年7月24日

久々のバレエ公演ですが、前の週から夏風邪で寝込んでいて、喉痛と咳が治らず、せっかくのこの公演を諦めようと思っていました。が、どうしても諦めきれず、頑張って上野まで行きました。
なので、感想はざっくり。

●「ラプソディ」より
アレッサンドラ・フェリ/エルマン・コルネホ

久々のフェリの登場に感激。年は取ったのかもしれないけれど、幸い5階席からは細かいところはわからず、時折見せる無邪気な笑顔は、若かりし頃のジュリエットを彷彿とさせた。踊りも、ところどころロミジュリのバルコニーのパ・ド・ドゥを思わせる。サポート・ピルエットはグラついたけれど、足の甲の美しさは変わらず。
素晴らしいダンサー、完璧なテクニックのダンサーは数いれど、フェリの「語る足」に並ぶダンサーはいまだいない。計算された動きではない、クラシックのパを忠実にこなすだけでもない、フェリの足は、その動きだけで感情を物語る。しかも、彼女の動きによって風をはらむ衣裳までもが、彼女の一部となって音楽になり、語り出す。久々のフェリの踊りに涙。
続き
posted by ひつじ at 16:29| Comment(0) | TrackBack(0) | バレエ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする